俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

アゲ!アゲ!

連休最終日。本来「体育の日」である10月10日が、ハッピーマンデーと重なって、ちゃんと祝日になっている日。でも、ここ数年、一番晴れ間が多いはずの10月10日に雨、のような気がする。本日も雨空。
しかし出かける。外苑前の「日本青年館」は、初めて行くホール。手前に神宮球場がある。地下鉄の駅改札を出ると、「本日のナイターは中止となりました」の立て看板が。地上にあがると、スワローズの野球帽をかぶった人たちが、ぞろぞろと列をなして来る。ああ……ナイター中止で、球場から引き返してきたのね……。帰路のヤクルトファンと逆行するかたちで、流れにさからい、球場方面へ進む。
日本青年館に着いた。すでに開場時刻は過ぎているが、入り待ちの観客の列が、長々とうねっている。まじすか! こんな調子で、「DJオズマのアゲアゲ☆EVERY騎士(ナイト)!」は始まった。

氣志團「DJオズマのアゲアゲ☆EVERY騎士(ナイト)!」

氣志團シングル内限定オンエア、DJオズマのRADIO PROGRAM主催イベント”というお題目。内容は、「ファン感謝デー」といったものでした。以下、ネタバレ多数。一部、人名など伏せてますが、堂々と書いちゃってるのもあるので、ご注意ください。三都物語の公演が終わったら、わかった範囲の人名を書きこむかも。

10/10 (月・祝)、18:00開場/18:30開演、於・日本青年館、大ホール。
客数1,360席。青山劇場(1,200席)と同じ感覚で、まあすぐ入れるでしょ、と思ったら大間違い。開演時刻になっても、入口にすらたどりつけない長蛇の列が、雨模様のお外で待っている状態。自分が入口を通過したのは、18:40過ぎ。グッズ売場は会場ロビーのみらしく、トミーTシャツはすでに品切れだった。スゲー。
結局、客入りが一段落して、イベントが始まったのは19:00頃。30分押しである。終了は21:05〜10くらい、正味2時間といったところ。

オープニング映像は、日本テレビのバラエティ風なつくりで、DJオズマに迫る、というもの。DJオズマは、木更津在住の尾妻野(下の名前は失念)さんだそうです。あっさり表札が発見され、見つかったオズマさんは、通販をしている海の男で「ラジオかんぱ」のDJ。まあ、あの人ですよ。会場でお確かめください。
そのDJオズマと、アシスタントの加倉井ゆかり(名字は自信なし。当て字です。アニメ声のきれいなお姉さん)が進行役で、オフィス男闘呼塾の新人たちを呼ぶ、というベストテン方式。
トップバッターは「微熱DANJI」。
DJオズマが「原宿生まれ、原宿育ち……」と言ったところで、観客の三分の二、四分の三くらいが「きゃーーー!」と大歓声。申し訳ないけれど、自分は微熱DANJIに興味がないので、まったくわかりませんでした。意外と(失礼)人気があるので驚いちゃった。微熱の歌(房総スカイラインファントム。この説明で、どれだけ微熱のことを知らないかがわかりますね)が始まったら、皆さん、けっこう踊りにもついてってて、これまた驚き。声援の大きさをみるに、一番人気は星屑輝矢のもよう。
微熱DANJIを観るのは、氣志團GIGでのデビュー披露以来。簡単にいうと、氣志團のGIG上でしか、彼らを観ない。それからして思うに、成長したのね〜。その場に立たされる、人に見られる、というのはすごいことですね。
微熱はさらに「PETERPAN EXPRESS」「甘い眩暈」を歌って終了。合間に自己紹介と、観客を巻き込んでのお遊びイベントがはさまる。

二番手は、ソロデビュー!の「I's」。
桂正和の「I"s」かと一瞬思ったが、もちろんちがう。アイズ→アイ→eye→瞳、そして自我の「I」と、ダブルネーミングだそうである (本人の弁)。いろいろ意味付けするのが、トミーさんらしいですね。ソロデビューで氣志團はどうする!?という質問に、「いやいやいや(笑)、ソロになることで、氣志團としての活動にも還元できればと」大人な受け答え。このへんもトミー。
「塗ってるからわからないけれど、顔の下半分は緊張で真っ白ですよ」だって。一人称も「ぼく」「わたし」が入りまじって、わりとガチである。
ソロ1曲目が「情熱コンチネンタル」(替え歌らしい)、2曲目が「戦場のメリークリスマス」にお馬鹿な歌詞をつけて。めっちゃ裏声で、なんだか会場全体が巨大なカラオケBOXになった気分。かわいいよトミー。
合間に、また観客を巻き込んでのイベント。氣志團の“知”を司る男・トミーに挑戦!ということで、「氣志團カルトクイズ」。客席から出場者を3名募り、トミーとともに、DJオズマの出題するクイズに早押しで答えるというもの。しかし、カルトすぎて誰ひとり答えられない事態に、オズマが急遽質問を考え直し、答えやすそうなものにシフト。ついでに出場者も入れ替え。覚えている小ネタだけ書く。

・つい「トミーさん」と言ってしまうDJオズマに、「今は『I's』ですから」いちいち訂正するトミ雄さん。しかし最後は、クイズに集中したのか諦めたのか、「トミーさん」に反応せず。
・DJオズマの質問「西園寺さんが、ツアーで必ず“前のり”する土地はどこ?」
正解:トミー「(笑) そういう噂があるようですが、そんなことないですよ。……名古屋でしょ? 別に“ 前のり”しようとして、やってるわけじゃ……たまたま……いろいろ買いたいのがあるから、……何だっていいじゃないですか!」
・DJオズマの質問「ゆっきが、移動中の車の中で夢精しました。夢の中のお相手は?」
正解:トミー「明星真由美
このときの会場、ドン引き。これが正解て! 生々しいわい。嘘でもグラビアアイドルにしといてくれい。

カルトクイズ優勝者は、結局「I's」のトミーさん。優勝者には豪華商品、ビリは罰ゲーム、という設定だったが、最下位が同点2名で、かつ観客なので、急遽ナシになる。トミーさんに贈られる豪華商品は――なぜか囲いに入れられるトミーさん。「おい、これ罰ゲーム用のセットなんじゃない?」ご名答。

次は早くも大トリ、「Lucy〜en〜roulette」。本日一番の嬌声。さすが!
前ツアーより、衣裳がグレードアップ。歌もうまくなった。微熱DANJIと同じで、成長してます。
1曲目は「THE GREAT SATSUMANIAN DEATH ROCK」、2曲目は新曲で「地図」。だいたいのシャベリは、松アベルの担当だが、彼も意外と鹿児島訛りがある。新曲“チズ”のアクセントが、後ろの“ズ”にきて、「地図」でなく「千鶴」の人名かと思ったよ。こちらは、カインとアベルの2人のみで贈るジャジーな曲調。でも歌詞は落としてます。
ここでも、曲の合間にMCトーク。Lucy〜en〜rouletteのメンバーが持ってきてくれた、お宝写真披露。松アベルの小さい頃の写真が、かなりかわいい。中高生の頃は痩せてたのね。おそらく実家の自室、畳敷の部屋に背の低いベッド(元は2段ベッドか)に腰かけて、ギター(ベース?)を弾いてる姿なんか見ちゃうと、すくすく育ったんだなあ……と思う。
星カインは、挙動不審。この人は、ギターを弾いてるときはとても滑らかなのに、それ以外では、どうしてこう、ゼンマイを巻いた人形なんでしょうか。MCの真っ最中、ものすごーく懸命に、写真を映しだすスクリーンを見てるのね。で、現在の本人と見比べて、またスクリーンに戻って凝視、の繰り返し。つくづく妖精さんだなあ。
カインのお写真には、両親の姿もあった。輪郭・体型は父親、たれ目は母親譲りですな。動物園での写真だそうで、

オズマ「動物園では、何を見ましたか?」
カイン「(話を振られたのに驚き) えっ……どうぶつ、を……」
オズマ「あっあー、動物園ですからね、動物はたくさんいますよね。じゃあ、何の動物がお好きですか?」
カイン「えっ……ど、どうぶつは…きらい……」

ごちそうさまでした。

大トリがハケても、まだまだあります。最後に“巨大プロジェクト”が発覚。DJオズマが、デビュー! というわけで、映像スタート。オズマが必要だという「5人の仲間」を探しだし、組んでいく様子が流れる。「5人の仲間」には、存じ寄りの面子が。ここで、スクリーンから現実へ。オズマが、仲間たちを連れて歌い踊る。かっこよくて下品で、やっぱりかっこよくて品がある。微熱からLucy〜から、みんな出てきて華やかな舞台になった。楽しい!
最後にCANの「愛は勝つ」から「踊るぽんぽこりん」まで、いいとこ取りメドレー。舞台の全員で唱和して、閉幕。GIGの合間のお遊びタイム「だけ」を集めた、「ファン感謝デー」な催しだった。