俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

俺達の土曜日

氣志團「Live House Tour 2005“夜祭猛祭”YASSAI MOSSAI〜俺達には土曜日しかない!〜」in 幕張メッセ

“TOUR FINAL SPECIAL GIG”である。9/10 (土)、於「幕張メッセ 展示場ホール4・5・6」、15:00開場/18:00開演。グッズ販売は9:00から開始。
幕張は初めて行ったが、さすが元コミケ会場、広いですねえ。前回、購入できなかったグッズ目当てに、13:16に幕張着。9:00から販売しているだけあり、売場の列はすいすい進む。あっちゅー間にツアーパンフレットGET。
会場周辺(メッセ内)には、早くから来ていたと思われるキッシーズが、たるたるとしている。GIGまでの時間、体力温存しておかなくてはね。コスと氣志團Tシャツだらけで、(自分もその一人なんだけど) すごい雰囲気である。

茶店でしばらく休み、テキトーな頃合いで会場入り。体育館を3つ4つ並べたようなコンクリ打ちの、だだっぴろい空間。大きくA〜Dの4ブロックにわかれ、最前はA、最後尾はD。自分はD-2ブロックで、一番後方のセンターだった。一番広いブロックで、バスケットボールが3試合はできそうな面積である。ステージまでは、めさ遠い。しかも床に傾斜がないから、ほとんど見えない。たまーに、團長のリーゼントが、マッチ棒の半分くらいの大きさで動いているのを確認できるくらい。この遠さと傾斜のなさは、「2003 木更津グローバルコミュニケーション」の野外だ。

モニター画面に頼りっぱなしで、肉眼では見えづらかったのは残念だったが、それでもやっぱり楽しい。「来てよかったー」と思わせる氣志團ちゃんたちはえらい!
照明も、ZEEPより派手に、煙幕はったりしていた。個人的に頭が下がったのは、天井からお立ち台を吊り下げ、そこに照明器具を5、6台設置して一人一台、人力で照明操作していたことです。幕張メッセは展覧会場であって、劇場でもライブハウスでもないから、“天井に照明”がほとんどないんだよね。遠目に見た感じ、重量を考えてか、吊り下げお立ち台にのぼった照明さんは、全員女性だったみたい。足場が不安定だったろうに皆さん、よくがんばりました。

GIGの内容は、ZEEP TOKYOとほぼ同じ。全国のZEEPと変わらないと思う。冒頭のコントからアンコール、曲数もいっしょ。ちがうのは、合間のトークと小ネタ、GIGがほんとの本当に終了したのち、映像が流れたこと。全国各地のZEEPめぐり、夏フェスの彼らの様子が次々と映しだされる。ワゴンでの移動中、喫茶店や船上で戯れる氣志團ちゃん。メンバーに混じり、色の薄いグラサンで、長くストレートな前髪を真ん中分けの好青年がいると思ったら……とととトミー!? 前髪下ろしてるー! むっちゃかわいい、かわいいよトミー! ものすごく得した気分になれました。

その他、アトランダムに。
マイクの調子が悪く、たまに切れていたみたい。微熱DANJIの冒頭コントでは、ぶつぶつ切れて、ちょっとかわいそうだった。「ゆかいな仲間たち」でも、ランマちゃんのマイクが切れて、思いきり口パク状態に。“入らないよコレー!”と、舞台裾に目線で訴えてるランマちゃんが、モニター画面に映ってた。

最初の團長トークでは、体育館数個分を埋め尽くしたキッシーズの群れに、感無量の翔やんが「…すごいね……」「東京ドームより広く見えるね」。
「キラ キラ!」のあと、團長の様子がおかしいと思ったら、ベルトがすっぽ抜けてたらしい。笑いをとりながらも、焦る翔やん。「今日のはもう、DVD出ないから」「じゃあ編集!」などと冗談を飛ばすが、マイク片手で自由がきかないせいか、ベルト締めに難航。スタッフが出てきて、男女二人がかりで着付けをする。棒立ちで、ベルトの前を妙齢の女性に締められるのは相当情けなかったと見え、恥ずかしそうな、憮然とした表情。装着完了後、
「キラキラを歌いながら内心、今日どんなパンツを穿いてきたか、ずっと気になってて。あー、かわいくないやつだ、どうしようって。俺が“サニタリー”って呼んでるパンツなんですけど」
「最初より“翔やん”のかけ声が少なくなった気がする。(ここで客席からかけ声)……それでも“ひかたん”と呼んでるやつの方が多い!(笑)」
「この空気から、どうやって次の曲につなげればいいんだ」

しかしそこは、気を取り直して「オーライ、ユッキに任せるぜ!」と振るが、成り行きを見守っていたらしいユッキの反応が、ほんの少し遅れる。ちょいテンパリ気味の團長が、待ちきれずに「次は」というのと、「1、2」と叩いたユッキのバチの合図とがかぶってしまった。「あ……」再び打ちのめされる團長。
だが瞬時に立ち直り、メンバーが一丸となって「夢見る頃を過ぎても」が始まったのだった。

アンコール企画、漫才師「トールとキヨシ」編に出てきた、雪村モエラに、会場がどよめく。モニターの大画面に耐えうるお顔ですよ、あれは! 美し〜い。改めて、ユッキって美青年ですよね。
ここで、キヨシ(團長)のトール(トミー)いじり。「今日はご両親が見えられているそうですけれども」「ハハハ、そうなんですか (笑顔は崩さず、しかし不安そうに)」「こいつは手錠を使う男ですからね」「ハハ、ハ、何を言うんですか」「むかーし、カラオケに行ったとき、言ってましたよ。そこに手錠があったら“そりゃ使うだろう!”って。ねえ」「ハハ、そうですかぁ〜、ホントですかぁ〜? そんなこと言ってました〜?」あくまで笑顔は崩さず、狼狽するトミーがかわいかったです。團長がすっごく嬉しそうだったのも笑えたなー。

ルシアン・ルーレットの登場は、かなりひっぱった。ZEEP TOKYOのときは、ツアー冒頭でシングル盤も出たばかり、割とあっさり出てきたけれど、それだけ情報が浸透し、認知度も上がったということだろう。

覚えている限りでは、以上。そうそう、モニター大画面に映った「ランマちゃんフィギュア」は、かなり精巧な作りでした。