恵方巻

今日は節分。ここのところ、コンビニなんかで「節分には恵方巻」というのを、しきりにやっておりますな。節分の夜、その年の恵方（歳神さまのいる方角）を向いて、太巻を無言で食べる、それで吉を呼び込むというもの。二、三年前に友達から教わりました。
関西の風習というので、ちょうど大阪の真ん真ん中で育った方とお目にかかった機会に、恵方巻について伺ってみた。ところが「そんなの知らないわ」。
こうした行事は、家によって、やったりやらなかったりするものだが、恵方巻そのものを知らない口ぶりだった。昭和20年の日本敗戦をじかに体験した世代の方である。そうしたら、大阪の大学に行った方（30代）が「私は大学で恵方巻を教わりましたよ」とのこと。関西の風習といっても、大阪発ではなく、京都や兵庫など別の場所か、もしくはここ最近の「流行り」なのかもしれない。関東まで恵方巻が伝播したのは、スーパー・コンビニ業界の戦略でしょうが (製菓業界のVt.dayのように)、いつどこで、だれが始めて広まったのか、分かるとおもしろいね。でもまあ、そんなことは忘れて鬼は外！ 福は内！