俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

氣志團ちゃんと大人の休日 in 東京ドーム

GIG直前の東京ドーム

快晴。いつもより早く起きて掃除をし、布団を干し、アイロンもかけた。1日出ていてもいいように。今日は家に戻らない。小さいボストンバッグに荷物を詰める。東京ドームで行われる「氣志團現象 最終章 ―THE LAST SONG―」に参戦し、そのまま東京ドームホテルに泊まるのだ。帰りの電車を気にせず打ち上げ、ホテルのバーで優雅に語りあかす。これぞ大人の休日ぞ。

それでも、大河の再放送を観てから行きましたとさ。ここしばらくの大河は、最終回まで「あと何回」と、心でカウントつけてます。もはや宇宙戦艦ヤマト状態。 イスカンダルまで期限が1年なのもいっしょだよ。*1
で、15:00にホテル着。ホテルへはドームを横切っていくのだが、すごい人人人。ながーい行列がドームをはみ出して、ホテルの方までこぼれている。ホテルのロビーで落ち合った同行者と「大河再放送を観ると、この時間にしか来られないし!」と慰めあう。(←同行者も大河ファン)

16階の禁煙ルームからの眺めが、冒頭の写真です。先ほどの長蛇の列はグッズ売場かあ。なんかもう無理。と思ったが、とりあえず並びに出かける。最後尾につくと、
「ただいま、グッズ売場まで1時間40分ほどかかります。開演に間に合わない可能性があります。お早めに中にお入りください」
係の方の拡声器が……1時間がんばってみたが、結局、開演20分前の17:10に戦線離脱。席に着くと、ビア樽を背中にしょったお姉さんたちが、通路を渡り歩いて販売にいそしんでいた。予定時刻の17:30、割ときっかりGIGが始まる。総員起シ!

氣志團氣志團現象 最終章 ―THE LAST SONG―」in 東京ドーム

氣志團 ARENA TOUR 2004「氣志團現象 最終章 ―THE LAST SONG―」、於・東京ドーム。13:30開場/17:30開演。
もう、楽しかった。セットリストやMCの順番など、細かいことは忘れた。
席が1階スタンド、1塁側で、もろバックネット裏だったため、網が邪魔でじゃまでしかたがない。ステージにいる氣志團ちゃんたちは小指の先ほど、3つ用意された巨大スクリーンも、ぜんぜん大きく見えない。あー。
会場がでかいせいか、ステージから一番遠いエリアで観客の熱源が低いのか、最初は踊らず、単に突っ立っているだけの客が多かった。踊れ! こぶしを振りあげろ! 前の列の突っ立ちカップル・彼女の方が、しきりに彼氏に耳打ちしてる。「何これー」と言われてたらDoしよう、と思っていたら、最初のMCが終わった直後、彼女がおそろしい勢いで踊りだすではありませんか! 手首のスナップのきかせ方がハンパじゃない。難しいフリで、こちらがごまかしてテキトーにやってる部分も、流れるように見事な展開。対して、彼氏はついていけずに、ビールをぐびぐびぐび。そうか、あの耳打ちは、きっと彼氏への解説&語りだったんだね……。急に彼女に親近感。
前半でよかったのは、トミーにちょっかいを出し、倚りかかって歌う團長の2ショット。素敵すぎます。

中盤、元バックダンサーの「微熱DANJI」のコーナー。一気に「氣志團ちゃん出ないなら、座っとこ」という空気に支配されたよ。ここで氣志團のマネージャー、明星真由美が登場、華麗な衣裳早変わりで「Woman」「紅」を熱唱し、微熱との小芝居に突入。さすが元女優、呼吸がうまい! 微熱DNAJIをひっぱって魅せます。明星さんが出てきたのは、微熱DANJIだけでは間がもたないからだと思う。でもちょっと長すぎ。

前回の代々木が楽曲重視だったのに比べ、今回はエンターテイメント要素が多かった。メンバー紹介で、各人が1曲披露する場も長かったし。トミー・松・ユッキとサブマネージャーの「押忍ペラーズ」では、松のラップが珍妙で、動きもこぐまちゃんっぽくて可愛かった。ランマちゃんのソロも、映像で登場。ラ・バンバをもじって「ラ・ランマ」。ジャグリングかーわーえーえー。おそるべき妖精っぷりです。エルビス・スタイルで自身のソロを終えたトミーの、「コメントしづらい」というぼやきに爆笑。「この雰囲気を打破してくれるのは、やつしかいない!」という紹介ゼリフとともに、松が〆で「マツボウ・サンバ」を!
今回の松は、すごくがんばってた。ランマが團長とかわり代わりに歌う箇所も(メインはランマが映像で参加したが)、松が歌っていたような気がする。声質もあるかもしれないけれど……。とにかくランマがいない分、彼がかなりフォローしていた。自分は松・単体より、松&ランマのコンビが好きなんだと自覚。*2

アンコールは3回くらい? このへん、記憶があいまい。アンコールに突入したのが、たしか20:30。すでに3時間経過。長っ!
アンコールで嬉しかったのは、「國道127号線の稲妻」。夏のツアーでやらなかったのは、“最終章”たる今回のためだったのね。ランマちゃんの代わりに、團長がギターをひっさげて歌う。ランマ不在を逆手にとった演出である。
最後の方で、ランマちゃんのfrom病院・ビデオレターが流れた。オレンジ色の寝巻で、ベッドの上に起き上がったランマ。姉さんかぶりのように頭を白い布が覆っていたのは、おそらく包帯隠しだろう。指に巻かれた包帯がいたいたしい。もともとシャベリが苦手な人だが、……相当ダメージを受けているようだった。「本当にすみません……GIGで会いたい……はやくみんなと遊びたいです」うん。
公式HPで、意識ははっきりしている、経過良好とのことだったので、病院の映像は流れるだろうと予想はしていた。流さなかったら「そんなに悪いのか」となるし、多少本当に悪くったって、「ばかなことをしたもんだけど、あれを見たら何も言えねえな」となる。主眼はランマの経過報告・本人謝罪だが、批判封じ込めの要素にもなるわけだ。そんなふうに考える自分が、ちょっといや。團長が、「……このビデオ、今日届いたやつなんだけど、いま初めて観ましたね」と、ひっぱたかれたような笑顔でコメントした。

ランマの代理(トラ)には、元ユニコーン阿部義晴さん(氣志團のプロデューサーでもある)が立ってくれた。ありがとうございます。でも、アンコールの最後の最後は、5人だけでの演奏。さらに最後の最後の最後、メンバーが二手にわかれ、荷台オープンの車にのって外周を一周してくれました! やったー!! 後方席は、これがないとつらいっすよ。ほんの一瞬だけど、間近で氣志團ちゃんをみられてよかったわ〜。
合間に挟まる映像は、すべていい出来。光ちゃんのサングラスなし映像にくらくら。ユッキの美形ぶりに平伏。すべてが終わり、外に出ると、電光時計は21:51だった。GIGが始まってから4時間、アンコールだけでも1時間! うーん、長い。うれしいんだけど長い、長いからうれしい。氣志團ちゃんのGIGのあとは、時間だけは複雑です。帰り際、パンフをグッズ売場で購入。Tシャツは、大部分売りきれていたもよう。

 * * * * *
てなわけで、GIG終了。いつもなら「終電が〜!」だけど、今日は大人の休日なので関係な〜い。ドームシティ内の飲食店で、まずは打ち上げ。店のBGMは氣志團only。わかっているね、ドームシティ。
23:00の閉店で、ホテルに戻る。TVを流しながらまったりしたあと、お次はホテルのバーへ。あー、大人だ。(そこ、大人のハードルが低いだなんて、百も承知です!)
25:00になると、ドームのライトアップが終わり、一気に窓ガラスの向こうが暗くなる。ラクーアから光が洩れるくらい。堪能の1日でした。

*1:TV放映時、最後に流れる「地球の滅亡まであと***日」のテロップが、アニメを盛り上げた。

*2:最初は、松の不穏に見えるところがよかったのだが、実際の松は公務員体質な気がしてならない。今は、単体ならトミーかも。でも松&ランマに来られたら、やっぱ松ラ。