俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

夏休みの花火

お盆と土日が重なったので、帰省する。夕方5時に早めの夕飯。その後、近所に住む親戚一家と熊谷の花火を観にいった。
一歳年長の従姉がいっしょだ。小さいころは仲よく遊んだが、長じるにしたがい、道端で会う程度になってしまった。お互い家を出て自活し、この数年は顔すら見てない。その従姉も、この土日には帰ってくる。せっかくご近所なんだし、たまには顔を合わせましょうと、そろって花火大会に行くことになったのだ。

従姉は、変わってなかった。きれいで細くて飾りっけがなく、ほんわかした口調である。うれしかった。こういう変わらなさは、いいものだ。
熊谷駅で電車を降りると、予想以上の人混みだった。会場の河川敷に出る道路は歩行者天国になっており、両端に露天が連なっている。数年前に来たときより、人出も露天も多い (ような気がする)。熊谷の花火は、駅から河川敷まですぐなので、人気が高いのかもしれない。
人で埋まった河川敷に、なんとか空きスペースを見つけて座りこみ、花火鑑賞。熊谷の花火は、個人申し込みで打ち上げる玉と、企業が打ち上げる玉の2パターンがある。個人組は、打ち上げの際、メッセージが流れる。「結婚記念日の今日…、」「○○太と△△彦、俺たちいつまでも親友だぜ」「某人と某子ちゃん、いつまでもお幸せに! 某中学校某組一同」聞いているだけで楽しい。

個人組が、1人1発とささやか(?)なのに対し、企業組はもうちょっと派手である。特に地元の名門デパート・八木橋はすごかった。壮麗なクラシック音楽の伴奏つきで、何発も打ち上げ、仕掛け花火も美しかった。そうした凝った花火には、観客から自然に拍手がおき、ちょっといい雰囲気でした。風もすずしく、皆で口をあけて夜空を見上げ、談笑する。いい夏休みをもらった気分。