俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

外に出ても屋内、こはいかに。

映画「真珠の耳飾りの少女

あまりにもいい天気だと、外に出ないともったいない気におそわれる。おとなしく本でも読むか、ビデオの整理をしときゃーいいのに、しない。
映画「真珠の耳飾りの少女」を観たのは、少し街を徘徊したあとだった。舞台は17世紀のオランダ。一家の家計を助けるため、17歳の少女・グリートは、画家フェルメールの家へ、住み込みのメイドとして働きに出る。彼女の色彩と美的感覚に触発される画家、嫉妬する妻。フェルメールを意識した、光の映像構成が美しい。

ストーリー展開は、思ったよりも淡々としていた。えろかった。満員の車内で隣り合った、まだ告白してない男女が、膝と膝が触れ合っても何も言わないし離さない、むしろお互いに押し合って、微妙に力を加える感じ、
そうした「関係はしていないが通じている」えろさです。
グリート役のスカーレット・ヨハンセンがいい。耳飾りの少女にぴったり。
画以外に能のない、むっつりすけべのダメ中年なフェルメールも、いい味出してる。この映画のよさは、飛び抜けた美男美女がいないところかな。それが何かの拍子に、きれいに見える。
ちょっとラストが弱いかも。濃ゆい筋運びのクドカン映画に慣れすぎちゃったのかしらん。