俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

今週は……。

自分のあほさ加減に涙も出ない。そんなことがあった。日記に書いといて何だけど、聞かれてもノーコメントです申し訳ない。ちなみに色っぽい方面では全然ありません。そっち方面なさすぎだろ。 しかし! きっといいことがあるはず! 万事塞翁が馬! 脈絡なく…

現代版・桜姫

芝居の初日を観に行ったよ! 鶴屋南北の「桜姫東文章」を現代に翻案した、「桜姫」です。元ネタの「桜姫東文章」は好きだし、役者もいいねと、チケットを取って満足の舞台でした。 「桜姫〜」歌舞伎版もいつか観てみたいな。たぶん、ナマで観たことはないは…

書けるほどの読解力にめぐまれず

今さらですが、「蜉蝣峠」@2度目の感想をUP(id:orenade20090328#p1)。長いです。 先日、10数年ぶりに再読した本。哲学の東北 (幻冬舎文庫)作者: 中沢新一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1998/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブロ…

カネカネ社会のもたらすもの

堤未果著『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書) を読了。ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)作者: 堤未果出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/01/22メディア: 新書購入: 39人 クリック: 606回この商品を含むブログ (374件) を見る『おいしいハンバーガーの…

生誕100年

趣味の講座と実家関係の連絡、芝居のチケット配分相談、賃貸分譲談義、飲みの連絡と、やりとりの多い週だった。 ところで、この本買いました。中島敦 (KAWADE道の手帖)出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/01/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入…

影の主人公は「わが町ふるさと」

花粉症の季節到来。周囲の防塵マスク率が右肩上がりで、今日いっしょにお昼を食べた人も、前のデスクの人も、みーんなグズグズ。私は、今年も逃げ切りたい所存。花粉症にはならん! ならんぞ! さて、いまイチ押しの漫画家、岩本ナオさんのコミックスを紹介…

もうすぐ立春

寒い寒い。でも昨日からの雨があがり、水分を含んだ大気がやさしい。湿気があると、ほんのり寒さがやわらぐ気がするね。雨あがりの濡れた道を歩いて、趣味の講座へ行く。 ところで、わたくしは実に散文的な人間だ。詩とか詩人とか、よくわからんので遠巻きに…

「落葉の隣り」もかなり好き

久しぶりに山本周五郎を読んで泣く。うますぎるよ山周。泣かせる話から滑稽譚まで、どれもうまい。「コレ書きたい」というのが、ちゃんとある人の文章はいい。大炊介始末 (新潮文庫)作者: 山本周五郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1965/02/02メディア: 文…

米大統領選

初の黒人系大統領誕生か、と騒がれた民主党候補オバマと、対する共和党マケインの選挙戦が本日で決まる。日本でもTVで中継が流れてました。下馬評通り、オバマ氏が大統領の座を射止めましたね。 政治的には無知なので、ほんっとーにただの印象でいうと、オバ…

雑記

昨日は20:30の予定が21時、よんどころなく押して21時半過ぎから飲み。途中で店を替えてやっぱり飲み。終電逃して飲み。ビールビール。次の日は連休、っていいですねえ。電車が動き出すころ、未明の空を「白んできたー」なんて言いながら、遅くまで付き合っ…

先生の思い出

写真は、からすうり。花の蜜に虫が寄っている。からすうりは、夕方に咲く花だ。この白いレースが昔から好き。酒田の街で、民家の壁に蔓を絡ませながら咲いておりました。酒田も遠くになりにけり。 てなわけで週末。友達と会合してきました。〆にうどん食べた…

予想外

昼休みに書店行ったら、今市子さんの『B級グルメ倶楽部』第3巻が出ていた。即買いです。 あとで気づいたんだけど、通常版と限定版(ミニドラマCD付き)の2種類が出ているのね。自分が買ったのは、おまけナシの通常版です。 しかし……3巻! ゆるいバカップルシ…

ゾロメ

関東が梅雨入りして、どうも体調がいくない。湿気に弱いンダー。 この1週間をかんたんに。 月曜、飛行機のチケットを申し込みに行く。押さえばっちし。 火曜、仕事がばたばた。 水曜、朝から会議だというのに、家を出る時間に目が覚めた。跳ね起きて3分で家…

今週読んだ本

ミャンマーはサイクロンだわ、四川省で大地震があるわ、天変地異はこわい。被災地には1日も早い復興をお祈り申し上げます。 今週は、趣味の講座の復習に追われた1週間だった。帰宅後へろへろ〜。まだ終わってないの……ふぃー。 それだけだとさみしいので、知…

結局書いちゃった

年越し前からの案件、終了。手間ひまかけて、引っかかったら最初に戻るのが早道だねえ。あとまあ、うるさいくらい確認すること。 中国の幽霊ネタとか、実家の本棚整理で出てきた松尾スズキ『ギリギリデイズ』の面白さとか、いろいろ書きたいことはあるんだけ…

セール

昨日の疲れで、昼までグダ寝。でも布団は干したった。夕方、セール終盤を冷やかしに行く。特に買う気はなかったのだが、芥子色にひかれて1着購入。グリーン系とマスタード色には弱いのよ。 本屋に寄ったら、『三つ目がとおる 秘蔵短編集』が出ていた。講談社…

最近のflowersはがんばってる

2日分の更新。さて、気分は今週でカウントダウン。仕事納めまでの詰めに、あれこれやってます。まあでも、かたちになってくると、ほっとしますね。また次の段階で微調整の嵐でも、メドがつくから舵をとりやすい。言いにくいことなんかも、早いこと済ませるに…

チャップリンの日本、チャップリンと日本

今日は銀座へ。「没後30年記念 チャップリンの日本 〜チャップリン秘書・高野虎市遺品展〜」を見る。チャップリンの秘書は日本人だったんです。秘書の高野虎市を通して、チャップリンが大の親日家になったのがよく分かる展示でした。この主従二人の信頼関係…

なんとなく更新

先週から引っ張っている仕事が、まだ来ない。ひでぶ。 とまあ、平日の日記なんて、仕事とかお昼になにを食べたかとか、そんなもんですよ。いま読んでる本は、鈴木尚『骨は語る 徳川家・大名家の人びと』。これ面白い! 増上寺・徳川将軍墓の改葬の際、遺体の…

古本

昼休み、ちょっとのぞいた古本祭りで、勢いで買ってしまった一冊。 ・文學士 加藤清司著『女性を中心にした江戸時代史』(昭和11年発行 学術出版社 定価 金二円 を 特価 金一円三十銭) 昔の活版だけあって、印字が力強く美しい。最近のぺらい文字面とはちがう…

漱石は乙女である

晴れ晴れと晴れ。家事をかたづけ、両国の江戸東京博物館へ。 江戸東京博物館「文豪・夏目漱石―そのこころとまなざし―」 東北大学創立100周年記念・朝日新聞社入社100年、江戸東京博物館15周年記念の展覧会。漱石先生だけあって、会場は人だくさん。特に初老…

愛の軛

肌寒い日が続いている。秋をとばして、一気に夏から初冬へダイブした感じ。初秋の、やわやわした陽射しが好きなのに〜。季節よ戻ってきておくれ。 気がつけば読んで2か月、本の紹介です。らも 中島らもとの三十五年作者: 中島美代子出版社/メーカー: 集英社…

スーツケース帰省

と、呼んでおこう。8月上旬に海外行くので、実家へスーツケースを借りに帰省。4月にイタリア、8月にアジアと、今年は旅行づいてるわ。 実家の自室本棚の奥から、なぜ買ったか思い出せない『70年代カルトTV図艦』を発掘。 70年代カルトTV図艦―レインボーマン…

読んだもの、観たもの

今週読んだ本、塩野七生『神の代理人』中野好夫『世界史の十二の出来事』。『神の代理人』は、ルネサンス期のローマ教皇4人の話で、面白かったー。塩野さんは、アレッサンドロ六世*1を評価してるのね。塩野さんの文章は、ときどき苦手なんだけれど読みやすい…

ついてない日

というものはあるものだ。 朝、考えごとをしていて、乗換え駅の1駅手前で降りてしまった。ここから会社まで速歩25分、面倒だから歩くか! と、改札から地上出口を探すが、反対側に出てしまい5分のロス。やはり電車で行こう…とホームに戻ると、目の前で電車の…

ファンタジーを愛す

金魚のうろこ (集英社文庫)作者: 田辺聖子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1996/07/19メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る金魚のうろこ 〜田辺聖子原作シリーズ〜 (田辺聖子原作シリーズ) (クイーンズコミックス)作者: 鴨居まさね,田辺聖子出版…

また達三さん

ヘドウィグの感想が下書きのまま、まとめる時間がとれん。むん。 これだけではなんなので、石川達三の小説「青春の蹉跌」より、そんなにはっきり書いちゃっていいの! と思った箇所を。法学部の学生で司法試験受験予定の秀才、江藤賢一郎22歳が、近所の娘で…

達三さん

ここのところ、石川達三を読んでいる。この人の作品を紹介した知人の話が面白くて、自分でも読んでみようと思ったのがきっかけ。 いやーすごいね石川達三! 昔の作家さんです。第一回芥川賞受賞作家、といえば想像つくかしら。理屈っぽい文体ながら、口吻み…

肉筆の文は人なり

大学の先生の、定年退職による最終講義を聴きに行く。 ご専門は、日本近代文学である。主に明治期で、二葉亭四迷や島崎藤村などに造詣が深くていらっしゃる。大学在籍は29年間。わずかながら、そのうちの何年かをご指導いただいたのだなあ。大学構内に入るの…

小正月

というわけで、亥年らしい写真をば。 ちりめん風のウリ坊です。てのひらにすっぽりおさまるラブリーサイズ。会社での、なごみアイテムですのよ。 図書館から借りた石川達三『青春の蹉跌』を1日で読了。主語述語のねじれのない、達意の文章で、理屈っぽい文体…